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山下幹雄政治家魂 志有るところに道あり
- 山下幹雄政治家魂 -
 志有るところに道あり
第1章 はじめに
第2章 歴史を学ぶ
    第1節 高度成長期と過剰自意識 
    第2節 近代史に見る
第3章 出逢いと決意
    第1節 大河ドラマ
    第2節 大義を持った格差政策への挑戦
第4章 実行編
第5章 挫折からのはじまり
第6章 国民運動から社会を動かす
第7章 おわりに

第1章 はじめに
社会の形を考えたとき、人が生きてゆく為のキャストは何通りか考えられる
だろう。生産をする、持続をする、発想をする、守る、攻める、他にも枝葉を
付け加えればその行き着くところは何万何億通りとなるに違いない。そして、
そのことを意識して生きてゆくキャストもあれば、特に何も考えず淡々とそれ
をこなしているキャストも多い。いや、そうした人々が多くを占めているので
はないだろうか。
 自分は、こうした社会の存在とその理由をよく考えることがある。なぜ、人
がいて社会を形成し、その意義はどこにあるのか。

第2章 歴史を学ぶ
 第1節 高度成長期と過剰自意識
  高度成長時代の終焉期に「まちづくり」やら「人づくり」を掲げ、国のあり
方や社会観に関わる議論や指導者養成意識を持ち始めたことが政治の道への足
掛かりであった。特に深い論拠もなく、ポピュリズムに流され社会や将来を憂
いたり批判をしたりすることに自己陶酔をしていたようだ。そこには、結果よ
りプロセスを重んじ活動を美化してきた現実がある。
仲間たちの中には、人生の成功者としての地位を物理的に求める事とし、
邁進していった者も多い。自分は、この世に生を受けたことに対しての因
果とその結果を原理的に考える道を選んだようだ。人類が誕生をして250万
年、国の形を成し始めて2700年。私たちは、瞬時の空間を過大評価していな
いだろうか。

 第2節 近代史に見る
  幕末から明治維新と国の統治機構は大きく転換した。伝承によって受け継が
れた指導者による政治から、意志を持った政治家による統治へと。
西郷隆盛の合従連衡の話から始まる。西郷は、様々な主張を持つ各藩主と有力
志士たちを勤王という観点だけでまとめあげて、それと佐幕との対決という構
図にもっていって明治維新を成功させた。
  もちろん、戦術的には多くの間違いと多くの犠牲があったが、近代国家にな
るための政治体制の変革をなしとげたといえる。
  それに対して、昭和に入ってからの日本の政治、軍部、行政は、細かく主義
主張がかわれ、合意形成がはかれていなかった。結局天皇陛下に従うといいつ
つ、誰も責任をとらない体制になってしまったと考える。
  今の政治・行政の状況は、この主義主張が些末な観点から分裂している昭和
初期の状況に似ている。そしてこの結果は、一貫した政策をもたずに低迷・混
迷をつづけている。
自分は、地方行政に携わり10年の時を経た。ひとりひとりが、行政、政
治、民間の立場で、日本の安定と発展のために地道に動く、そして地道な活動
をお互いに理解するという愚直な思想が求められていると考え始めた。また、
その為のイニシアチブの強化必要性も感じている。

第3章 出逢いと決意
 第1節 大河ドラマ
「中小企業と日本の為に」を旗印に国民運動を展開していた中小企業家の
集団が、理念の波及・醸成、国家体制の再構築を目指し政治活動を展開して
いた。所属する国会議員はなく、政党要件を持たない政治団体。然しながら
北海道から沖縄まで全国展開をする組織に成長を遂げようとしていた。そし
てその時、カリスマ性を持つ中村功という起業家との出会いがあった。
一代で事業成功を成し遂げた氏は、「人生は戦い」を自身の生き方とし、
志を持って社会の一員、又リーダーとしてこの国の新しい歴史創造を呼びか
けた。
「ファミリードラマもいいけれど、大河ドラマに挑みませんか。」その言
葉は、かの白洲次郎を彷彿させるダンディズムを感じるのであった。

 第2節 大義を持った格差政策への挑戦
中小零細事業者の一員として、中央集権政治には不満を抱いていたが、そ
れは大衆思想の域を超えることはないとも諦めていた。なぜなら政治参加に
は、後押しをしてくれる基礎組織「地盤」、学歴や経歴そして知名度という
「看板」、更には庶民からすれば多額の資金「鞄」が必要とされてきたから
だ。しかし、こうした「地盤・看板・鞄」を兼ね備えた者しかできない事に
は、大きな疑問を感じた。国民の福祉の為の政治である。大衆とは掛け離れ
た条件をクリアできる層だけに委ねられるものだろうか、私たちの生命財産
とこの国の将来を。
そんな思いを持った人々が、社会には多く存在していることがわかってき
た。
その時、挑戦の始まりだった。

第4章 実行編
  四十而不惑(男四十にして惑わず)という。兆度その年、地域活動で明
け暮れそろそろ家庭と仕事への回帰に思いを馳せていたころであった。極親
しい友よりの政治参加への誘惑が待ち受けていた。政治の大義より「夢・ロ
マン・正義」そんな言葉に酔いしれ、周りや将来を憂う事もなく誘われるが
ままに飛び込んでいったのが始まりといえよう。
第18回参議院議員通常選挙愛知選挙区  諸派(青年自由党)公認候補者
として、およそ半年の準備、選挙戦を戦う事となった。諸派と言え全国比例
代表候補を含め20名近い候補者を擁立しており、協力団体等の支援を受け
全県下を周る選挙戦の体験であった。自民政権の消費税増税が行われた直後
の選挙でもあり、景気もバブル完全崩壊で後退をしていた時期でもある。
政策は、企業間の格差税制の見直しや毅然たる外交、防衛を基軸とした新
憲法制定、脱日教組を掲げた教育改革などであった。また、小さな政府、道
州制も少しずつ議論された。中でも先見があったと振り返る事象は、当時北
朝鮮による拉致疑惑が正当化されていなかった時から、いち早く横田めぐみ
さん救出の政治活動を始めていた。
しかし、結果は際立つ組織支援も広がらず、唯一の頼みとした反政府思想
への追い風・マスメディアとのかい離の中散々たるものであった。

第5章 挫折からのはじまり
落選後は、物理的にも大変厳しいものがあった。しかし、引き続き近代史
や外交を含めた世界情勢の講義を定期的に受け続けた。草莽塾という名前で
各分野の著名人が講師となっていた。渡部昇一、高橋史郎、西村眞吾とい
った講師陣の講義を受ける中で、政治学と併せ選挙の心得を学びながら地方
議員の道へと入る事になる。この期間、資金的にも大きなマイナスとなり社
会勉強も兼ねあらゆる仕事に挑戦した。24時間のうち20時間は何らかの
業務をこなしていただろう。ここでは、過酷な雇用形態や職種間賃金格差な
ど身を持って体験することができたと感謝している。
政治とは、人・モノに関わり影響を与えるものであることを学び、政治家
はそれを形として執行することができるキャストであることを再確認するの
である。

第6章 国民運動から社会を動かす
先述の通り、地方議会に参画をさせていただき10年を迎えることになる。
この間、議会内の馴れ合いや民主主義(多数決)の疑問を常に感じていた。地
方議会は、行政の下請けの如く市長部局官僚支配に無抵抗状態。市民視点と
言いつつ、いつの間にかその感覚が麻痺してきている事に出くわすことが多
い。そして、外交、防衛などは関与すべきでない論調が大勢となり、教育議
論までも事務レベル止まりであり残念でならない。
その中で、自ら望んで会派に属さず自らの理念を持って活動を展開してき
たつもりだ。
この国の再興は、「国民運動に展開しなければ成しえる事はできない。」
と考えている。そして、一部の政治家や官僚、偏った知識人の手から真面目
に働き真面目に生活をしている大衆に、政治のイニシアチブを取り戻す事
だ。

第7章 おわりに
社会と人の因果関係に戻れば、その選択肢はその人の数だけありその形も
同等にあっていいだろう。しかし、その因果関係について探ることを無駄と
考えたり、怠ってはいけない。
人の能力に大差はなく、「意志を持って行動する事が出来るか」の違いで
はないだろうか。
「意志あるところに道あり」の言葉をもって、自ら培った人生観に従い政
治の道に足を踏み入れたと言えよう。
今、新しい歴史の基礎となる、新しい政治を予感している。
その石垣になれれば、この世に生を受けた甲斐があるというものだろう。
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